これから副業を始める人が知っておきたい種類と選び方

こんにちは。はじまりです。

副業に興味があるけど、何から始めたらいいかわからない。

そもそも「副業」という言葉自体がざっくりしてて、種類も多くてイメージしにくい。

そんな方も多いのではないでしょうか?

今回は副業をやりたい方向けに「どんな副業があるのか」「何を選んだらいいのか」を解説していきます。

本業以外で得た収入が副業

副業もですが、逆に本業も何なんだろう…などと考えたことはありませんか?

「本業で得ている収入」とは簡単に言えば、正社員などで会社に勤めて得ている給料。

もしくは非正規であっても、フルタイム勤務などでもらってる給料などでしょうか。

結局のところ本人が「これが自分の本業です」と言えば、どんな仕事だって本業になります(笑)

当たり前過ぎてピンと来ないかもしれませんね。

でも副業をやる上で【収入の軸】つまり本業はハッキリしておいた方がいいです。

本業が正社員であっても派遣社員であっても業務委託であってもです。

大前提として、本業に大きく支障が出てしまう副業はおすすめしません。(多少の無理が必要な場合もありますが、ケースバイケースですね)

「支障が出る」と言うのは体力的、精神的、時間的な意味です。

自分の中での許容量を超えてしまうと、やっぱり何でも続きません。

副業の種類は大きく3種類

世の中には把握しきれないほどたくさんの副業(仕事)で溢れています。

その中であえて副業の種類を分類するなら、大まかに3つに分けられます。

  1.  労働系
  2.  ネット系
  3.  投資系

順番に解説していきますね。

労働系(時間労働)

私もでしたが、大抵の副業初心者が思いつくのはこの労働系ではないでしょうか。

仕事の掛け持ち、いわゆるダブルワークです。

土日にバイトや派遣をしたり、平日に本業が終わってからコンビニや飲食店などで就業するパターンですね。

労働系メリット、またはおすすめな人

○ 大して仕事ができなくても、とりあえず働けば給料はもらえる。

○ 人脈が拡がる。思わぬところから仕事面だけでなく、友人関係、恋愛関係などにも発展する場合もある。

○ 体力自慢の人、体を動かすことが半分目的みたいな人は肉体労働系がおすすめ。

○ 求人は幅広く、専門的なスキルが身に付かない仕事であっても単純に人生経験になる。

 

労働系の最大の特徴は「安心感と安定感」

最近は起業する人も増えていますが、組織に対する帰属意識が強い人も多く、雇われていることが心地良い人もまだまだ多いです。

労働系のデメリット、おすすめしない人

○ 時間の切り売りになるのでプライベートが減る。体力的な負担も大きくなる。よって何年も労働系の副業を続けるのは難しい。

○ アルバイトや派遣は【給与所得】に含まれるので、副業禁止の会社に勤めていると年末調整でバレやすい。

○ 働くのをやめると収入がストップする。

○ 人間関係でつまづくと辛い。副業が苦痛になる。基本的に1人作業が好きな人は労働系に向かない。

ネット系(成果報酬)

時間と引き換えに稼ぐ労働系と違い、案件をこなしたり、成果を上げることによって対価を得るのがこのネット系のお仕事です。

ネット系のメリット、おすすめな人

○ 設備を揃えれば在宅ワークができる。なので年齢に関係なく誰でも取り組める。

○ 誰にも雇われすに自分で稼げる。煩わしい人間関係に悩まされない。様々な事情から外に働きに行けない人もおすすめ。

○ 時間給と違い、大きく稼げる可能性がある。やり方によっては不労所得も狙える。

○ 多くの場合、初期費用があまりかからない。

 

ネット系の最大の特徴は「時間や場所、年齢を気にせず自由な働き方を選べる」こと。

自分のスキルを活かしたり、興味のある分野を学びながら身に付けていきたい人には最適です。

ネット系のデメリット、おすすめしない人

○ 確実に報酬が得られるわけではない。多くの場合は軌道に乗るまで時間を要する。

○ そのため生活するだけで精一杯の経済状況だと精神的に苦しい。多少の金銭的な余裕は必要。

○ 1人で孤独に取り組む作業なので、モチベーションの維持や自己管理が苦手な人は難しい。

 

投資系(資産運用)

恐らく多くの方が敷居が高いと感じる副業がこの投資だと思います。

どうしても「損失が出る」ことを真っ先にイメージしてしまうため敬遠してしまう人も多いようです。

投資系のメリット、おすすめな人

○ 自分で何らかの労働をするわけでもなければ、ブログやYou Tubeのように優良コンテンツを生み出さなくていい。

○ 株価の変動や社会情勢の変化、企業の業績の良し悪しなどを見たり勉強したりするのが苦にならない人はおすすめ。

 

投資系の最大の特徴はお金にお金を稼いでもらうこと

労働系ど違い、決まった時間を取られることもなければネット系のような成果を出した時のみ報酬を得られるものとも違います。

投資系のデメリット、おすすめしない人

○ 投資の勉強が苦痛、もしくは続けられない人。

○ 経済的、もしくは性格的に元本割れなどの損失が耐えられない

○ 投資の場合、多くはコツコツと資産を積み上げていく性質のため、一発逆転で大金を稼ぐのは難しい。

 

労働系の副業をやるときの注意とおすすめ

仕事内容や体力面の負担が重い。もしくは人間関係が合わなければ辞める。

その人の年齢や、経済状況、あるいは求人の少ない地域によっては、たとえ副業レベルであっても仕事をポンポン変えちゃうのは難しい場合もあるでしょう。

が、それでも副業は体と心がある程度まともな状態でやるのが前提です。

労働系副業の代表的な仕事も書いておきます。

コンビニ・飲食店・コールセンター・データ入力・ガソリンスタンド・ゲームセンター・カラオケ・倉庫作業員・工場内作業員・現場作業員・バイク便・配送・清掃員・警備員・イベントスタッフ・配膳

色々ありますが、その中でも大きく稼げる可能性のある仕事3つを挙げてみます。

治験モニター

医療系のお仕事で、簡単に言うと新しい薬を飲んで効き目や安全性などを確認してもらう仕事です。

拘束時間は薬によって日帰りから泊まりまで幅広く、単価もかなり高いです。食事も3食出て、必要な時以外は基本的に1日中何もしなくていいです。

日給換算だと1〜2万円ほど。入院タイプなら、案件によっては1週間から半月ほどで10〜30万ほどの金額を受け取れることも。(ちなみに治験は給与ではなく謝礼金)

ただ、事前に健康診断を無料で受けられるのはメリットですが、逆に言うとそこで引っかかってしまうと治験に参加できません。

副業なら現実的に日帰りの治験を選ぶパターンになりますが、まとまった休みが取れる場合は泊まり込みだと一気に稼げます。

クリニックや地域によって治験の参加方法や流れは異なる場合もありますから、まずは検索して問い合わせてみることをおすすめします。

宅配ドライバー

ウーバーイーツや出前館などのデリバリーサービスです。

「業務委託」と言われる少し変わった雇用形態のお仕事で、次に紹介するネット系(成果報酬)と労働系(時間労働)の中間に位置するお仕事です。

労働だけど、時間ではなく出来高でお給料をもらう形ですね。デリバリー以外ではアマゾンやヤマト、佐川急便の宅配ドライバーなどもこの雇用形態が多いです。

この仕事はスマホアプリから注文を受けることで、配れば配るほど報酬が積み重なり、慣れてくると大きく稼げる可能性があります。

副業でも月20万円稼ぐ人もいますし、本業で腰を据えて月30〜40万円の報酬を得る人もいます。

ただ、デリバリーサービスは初月からまとまった報酬を求める人には不向きかもしれません。

どの時間帯にどの場所にいると注文を受けやすいのか、ある程度の経験がないと売上を思うように伸ばせないからです。

経済的にそこまで切羽詰まっていない人向けの、気長に取り組む副業ですね。

宅配は基本的に自転車を使うので「ついでに体も動かしておきたい」みたいな人も結構います。

交通量調査

よく交差点などでイスに座って何かをカチカチしている人を見かけたりしませんか?

車や歩行者の数を計測するお仕事です。

この仕事のメリットは〈勤務終了後に手渡しでお給料がもらえる〉〈煩わしい人間関係がほぼない〉ですね。

ただ、この仕事は基本的に12時間、場合によっては24時間拘束の上、常に屋外での仕事のため、季節や天候の影響をモロに受けます。

単調な作業が苦にならない人にはおすすめです。

ネット系の副業をやるときの注意とおすすめ

成果報酬なので、とりあえず手を動かすことが重要になってきます。動かなければ報酬が発生する可能性はないからです。

事前の準備もある程度は必要ですが、それ以上に走りながら考えるくらいのスピード感が必要になってきます。

私もそうでしたが、時間給に慣れ過ぎたり完璧主義の人はなかなか腰が重いです。

「無駄なことをしたくない」「遠回りをしたくない」と考えてしまうからです。

ネット系副業の代表的な仕事も書いておきます。

アフィリエイト、アプリ開発、ブログ運営、インフルエンサー、ポイントサイト、ドロップシッピング、ネットオークション、YouTube配信、動画編集、LINEスタンプ制作、クラウドソーシング

他にも細かく分類すればたくさんありますが、代表的な3つのお仕事を挙げてみます。

ネットショップ

通常はお店を構え→商品を仕入れ→販売

この形になりますが、それを全てインターネット上で完結させてしまうものです。

ネット上とは言え「自分のお店を持つ」のは敷居が高く感じるかもしれませんが、最近ではCMなどで見かけるBASEなど活用すれば開業もそれほど難しくありません。

場所代や人件費もかからず、機材や梱包資材などは必要ですが、実店舗を持つ負担とは比較になりません。SNSなどを活用すれば集客のコストもほぼ無料です。

ただその分ライバルも多く、対面ではなくネット購入が好まれやすい商品を扱ったり、売る商品のコンセプトなど明確にしておく必要はあります。

ネットショップは「ドメイン」と呼ばれるインターネット上の住所も必要になりますが、そのぶん通常の転売より信頼性は高くなります。

自分のお店を持ちたい人、物を売ることに興味がある人おすすめです。

You Tube

簡単に説明すると、自分で動画を撮影してYou Tube上にアップして視聴してもらい広告収入を得るものです。

いわゆるYou Tuberと呼ばれる人たちですね。

表現することが好きな人、需要のあるコンテンツを発信し続ければ収入が見込めます。

動画のクオリティを上げるために撮影機材や編集ソフトなどを揃えた方がベターですが、スマートフォン1台でも始められます。

以前話題になりましたが、アメリカの8歳の少年がYou Tubeで28億円稼いだように、収入に上限はありません。

とは言え魅力的な動画を生み出すのは簡単ではなく、芸能人や有名人、有名アスリートなどはともかく、一般人がYou Tubeで大きな収益を上げるのは至難の業です。

You Tubeに関しては「稼ぎたい!」よりも「表現したい、視てもらいたい、ウケたい」などの欲求が先に立つくらいの方が続けていける可能性が高いです。

ブログ運営

『ネット系=ブログ』のイメージを持たれてる方も多いのではないでしょうか。

収益としては、ブログを書いて読者を作る→商品を購入してもらう流れになります。

ブログ運営のメリットは、有料ブログであっても年間1万円ほどの費用で運営できる点です。

これほど安い維持費にも関わらず、365日24時間休まずにネット上で集客して販売してくれるわけですから、こちらも当然競合は多いです。

そしてこのブログ運営も最初から収益を上げることはほぼ不可能であり、中長期的に取り組むビジネスです。

全員が稼げているわけではないし、収益が出なくてもひたすらブログを書き続けることに挫折する人も多いです。

それでもトップブロガーと呼ばれる人たちは月収何百万、下手すると月に1000万以上稼ぐような人もいるわけですから、先ほどのYou Tube同様に夢があります。

ブログ運営も最初のうちは高いクオリティにこだわり過ぎず、量をこなしながらどんどん発信していくのが肝心です

投資系の副業をやるときの注意とおすすめ

投資全般に言えることですが、完全ノーリスクの投資はありません。損失を出したことのない投資家なんていませんし、副業レベルであっても大なり小なりの失敗はつきものです。

○投資できる財力 ○損失を被れる財力 ○損失を許容できるメンタル

この3つが揃うことで手が出せる分野ですね。

とはいえ大金を貯めてからでないと投資をしてはいけない決まりなどありません。

少額からでも行える投資だってあります。額が少ないわけですから、当然得られるリターンも少ないです。

ですが将来的に投資をやることを見据えているのなら、稼ぐというより経験や勉強の感覚で取り組んでみるのもありです。

投資の種類も見てみましょう。

株式投資、FX、外貨預金、暗号通貨(仮想通貨)、投資信託、不動産投資など

この中で代表的な投資を2つ挙げてみます。

投資信託

どの投資も余剰資金があることが前提となりますが、その中で副業としておすすめするなら投資信託ですね。

投資信託とは基本的に資産運用のプロにお金を預けて投資・運用してもらい、利益が出たら還元されます。

少額からでも始められますし、専門的な知識がなくてもそれほど問題はありません。(もちろん何も知らないよりは勉強しておいた方がいいですが)

一番のメリットは投資のプロにお任せできる安心感ですね。

ただ経験豊富な専門家が運用するからといって100%うまくいく保証はありません。

あくまで人間がやることですし、何でもそうですが絶対と言い切れるものはなかなかないです。

専門家に運用をお任せするわけですから、利益が出ても損失が出ても関係なく手数料や信託報酬など差し引かれますし、元本割れのリスクもあります。

それでも初心者が投資の第一歩を踏み出す上で、自己流で始めるより断然おすすめです。

株式投資

投資と言えば真っ先に思いつくのが株式投資ではないでしょうか。

企業が発行している株式を購入して、価値が上がったタイミングで売却することで利益を獲得します。購入額と売却額の差が大きくなるほど高額な配当金が得られます。

それに加えて【株主優待】だけで生活している人をテレビなどが取り上げているのを見たことはありませんか?

その前に株主優待を知らない方にご説明します。

株主優待とは、企業が一定以上の株を持っている株主に自社のサービスや商品などをプレゼントすることです。

株主優待券で服を購入したり、飲食店で食事したり旅行に行けたり…。他にも様々ありますが、配当金以外にこんな特典があれば嬉しいですよね。

何も出費することなくサービスを受けられるわけですから、株主優待は株式投資の醍醐味と言えるかもしれません。

なぜ企業側がそんな事をするのかと言えば、株主により長く自社の株を持ち続けてもらうために配当金以外の特典として株主優待を配るのです。

それに株主優待券を使ってもらうことで自社のサービスや商品の宣伝にもなります。ネットなどの口コミで拡がることも期待できるでしょう。

とはいえ良いところばかりでもなく、当然株にもリスクはあります。

企業の業績によって配当金がもらえるのは前述した通りですが、株の値動きが激しかったりすると大きな損失を生むリスクもあります。

株式投資の知識をある程度身に付け、株価や社会情勢など世の中の動向にもアンテナを張ってないと難しい世界です。

株式投資を始めるなら、お金を貯めることも大切ですが、その一方でコツコツと株の知識を深めることが大事です。

その上で少額から始められる銘柄の株を選び、実戦で学んでいくのがおすすめです。

結局どんな種類の副業を選べばいいのか?

人は十人十色ですから、残念ながら万人におすすめできる副業はありません。

年齢、性別、家族構成、生活状況、経済状況など、全てが1人1人違うからです。

「そんな難しく考えず本人がやりたい副業をやればいいんじゃないの?」となりますが、もう少し突っ込んで考察してみます。

仮にやりたい副業があっても、結局はその人の経済状況によって取り組む副業が決まってきます。

生活を維持するのも困難な人は必然的に即金性のある労働系になるでしょう。

そもそも本業だけで経済的に苦しい人は転職して収入を上げるか、節約などで支出を減らすしかありません。

労働系→ネット系→投資と、その時の収入や余裕に応じてステップアップしていく事をおすすめします。

ネット系副業で収入を上げていき、そのままネット系副業を継続していくのもいいですし、余剰資金を貯めて投資系(資産運用)へ進むのもいいでしょう。

こう言ってしまうと「労働系(時間労働)は一番おすすめしない」と受け取られるかもしれませんが、そうではありません。

以前私が勤めていた職場(派遣)で、株で一生分のお金を貯めた人がいます。

ですが「ヒマだし体もなまるから少し働いておきたい」と言って週3日くらい来ていました。

こんな働き方なら体力やメンタルの負担が断然違いますし私もおすすめしたいです。

最終的には今の自分の経済状況を客観的に見て、家計を維持できるレベルで取り組める副業を選んでみて下さい。

まとめ

○ 副業の種類は大きく分けて3種類。

○ 労働系・ネット系・投資系に大別できる。

○ その中でどんな副業を選べばいいのかは、その人の経済状況と使える時間次第。

 

と、まとめてしまいましたが一番大事なのは「これがやりたい!」と思える副業に出会うことです。

単純にその方がモチベーションも保ちやすいですし、長続きする可能性が高いからです。

やりたい副業のためには、最初のうちはプライベートを削って頑張らないといけないこともあると思います。

例えば「今は投資なんてとてもできないけど、しっかり貯めて投資デビューするぞ!」などですね。

目標を見据えながらステップアップしていく気持ちと行動が大事です。

本記事で少しでも共感して頂ける部分があれば幸いです。