こんにちは。はじまりです。
副業をしてみたいけど「何から始めていいかわからない」、あるいは「未経験・初心者だとスタートの段階でつまづきそう」
そうやって漠然と悩んで時間が過ぎてしまう方はいませんか?
そんな方には『資格』の取得をおすすめします。
「副業に資格は必要なの?」と言われれば必ずしもそうではありません。
その人の状況、どんな副業でどう展開していくのかでケースバイケースになるからです。
しかし資格を持つことで、たとえ実務経験がなくてもスタートラインで他人と差をつけられます。
- 片手間じゃなく、腰を据えて副業をやってみたい
- どうせ副業するなら資格を取ってみたい
- 副業でおすすめの資格を探している
本格的に副業してみたいけど、何をしていいかはっきりしていない人ほどぜひ読んで頂きたい記事です。
副業におすすめの資格4選
早速おすすめの資格をお伝えしていきますが『資格を取得する』のは当然学ぶための費用が必要だったり、受験費用も発生したりします。
自分が学んでみたい分野の資格を選べればそれがベストですが、迷ったり漠然としている方は費用対効果の面でもぜひ検討してみて下さい。
MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
この資格は本業、副業に関係なく持っておいて損はしません。
MOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)とは、マイクロソフト製のオフィスソフトの利用スキルを証明できる認定資格のことをいいます。
つまりワードやエクセル、パワーポイントの基本操作や応用操作ができますというアピールに使える資格です。
なぜ【マイクロソフト】のオフィスソフトがいいのか?
それは多くの企業で利用されているため、活用の場が幅広いから。
大学や企業が費用を負担してでもMOSの取得を支援することも珍しくありません。
オフィスソフトの利用スキルに関する資格だけあって、MOSが最も活用できるのは事務系の仕事になります。(文書や資料の作成、データの入力など)
事務系の仕事で副業で考えている人は、MOSの取得は大きな付加価値になります。
企業側も有資格者に案件を任せる傾向があるため、無資格者と比べて仕事を取りやすくなったり単価アップの交渉もしやすいですよ。
ちなみにMOSはさらに上級のエキスパートレベルがありますが、今回は副業でおすすめしていますからスペシャリストレベルの取得で十分でしょう。
MOS で得られるスキル、詳細は以下の通りです。
- Word
- Excel
- Power Point
- Access
- Outlook
計5科目あり、科目ごとの受験が可能。
目安の勉強時間は1ヶ月(30〜40時間)
試験の日程は下記のURLからご覧になってみて下さい
https://mos.odyssey-com.co.jp/issei/issei.html
この中で特に人気の科目がWordとExcelです。この2つの科目について詳しく見ていきましょう。
MOSのなかでも、オフィスで特に役立つのがWordとExcelです。
WordとExcelは様々な職種で利用するため、資格を取得しておくと副業のみならず本業でも重宝されます。
特に表計算や資料作成などを日常的に行う職種の場合、WordやExcelを使えることは必須スキルともいえます。
副業でMOSを活かせる案件の探し方ですが、基本的にクラウドワークスで探します。
https://crowdworks.jp/
MOSを使った副業では【事務代行】と呼ばれる仕事がメインになります。
【事務代行の主な仕事内容】
- 発注書・請求書などの作成業務
- 店舗や交通機関の予約代行業務
- 事務関係のデータや文字入力業務
もちろん資格だけでなく基本的なパソコンスキルも必要です。
もし完全なパソコン初心者であれば教室へ通ったり自治体のパソコン講座で学ぶのもいいでしょう。
本業・副業・プライベートも含めて取得しておいて損のない資格です。
Webクリエイター能力認定試験
Webクリエイター能力認定試験とは、Webサイトを制作するために適正なスキルを身に付けているか判定する試験です。
まずWebクリエイターの仕事内容をご説明します。
WebクリエイターとはWebサイト全体の構成を企画・設計し、コンテンツをトータル的に制作していく役目を担う人のこと
似たような職種にWebデザイナーもありますが、こちらはその名の通りWebサイトのデザインを担当する人ですね。
Webサイトに掲載する画像やイラストなどの制作や選定を行います。
今回ご紹介するWebクリエイターはデザインも含めたサイト全体の設計・制作が仕事であり、全体の指揮を取る立場で指示を出すこともあります。
実際のWebクリエイター能力認定試験ですが『クリエイター』と聞くといかにも創造性などのクリエイティブな内容をイメージされるかもしれません。
しかし実際の試験では、HTMLのタグの知識・CSSのプロパティの知識などあくまでクリエイターとしてのベーシックな部分を問われます。
HTMLとCSSがわからない方のために解説しておきます。
【HTML】とは
Hyper ・Text ・Markup・ Language(ハイパーテキストマークアップランゲージ)の略
簡単に言うとWebページを作成する際に使われるコンピューター言語の事です。
主に文章の見出しを指定したり、リンクをつけることによってページの構造を指定できるので、Webサイト作成には必須の言語です。
Webサイトだけでなくアプリにも使われているので、プログラマーもHTMLを使うことがあります。
HTMLとは様々なデータをコンピュータが読み取れるようにタグ付けする言語となります。
Web制作ではホームページ上に表示したい文章や写真などの情報に対し、HTMLがコンピュータに文章構成を指示するんですね。
【CSS】とは
Cascading・ Style ・Sheets(カスケーディング・スタイル・シート)の略
CSSとは、HTMLで作られたページの文字の色や大きさ、背景、配置といった見た目を設定する言語です。
HTMLだけで作られたページはテキストやリンク、画像が全て左詰めに表示されているため、そこにCSSを使うことで、見やすいページやデザイン性に富んだページをつくることができるのです。
HTMLとCSS両方を駆使することによってサイト自体のイメージやユーザーに与える印象をコントロールするんですね。
Webクリエイター能力認定試験の内容は以下の通りです。
【HTML5】
Webクリエイター能力認定試験 スタンダード・エキスパート
【XHTML1.0】
Webクリエイター能力認定試験 スタンダード・エキスパート
【HTML4.01】
Webクリエイター能力認定試験 初級・上級
目安の勉強時間は1〜2ヶ月(40〜50時間)
試験の日程は以下のURLからご覧になってみて下さい
https://www.sikaku.gr.jp/web/wc/contents/ind/apply/
ちなみに副業であればWebデザイナーから始めるのもありです。
そこから慣れて、全体を見れるWebクリエイターの資格取得を目指すのもいいでしょう。
『絶対に必要な資格』ではありませんが、取得しておくことで、Web業界への転職の選択肢も出てきますし、他の副業デザイナーとの差別化もできます。
日商簿記検定
副業を検討している方の中には経理の仕事に興味のある方もいるのではないでしょうか。
意外に思われるかもしれませんが、経理の仕事は業務委託や外注として副業(在宅ワーク)で需要が多い仕事です。
なぜなら経理は営業の仕事などと比べると直接的な会社の利益に繋がりにくく、自社では経理部門を持たなかったり、一部外注したりなど経費削減の対象となりやすいからです。
日商簿記検定の内容は以下の通りです。
- 帳簿の記録や計算、整理する能力を証明する資格
- 級が上がると原価計算や財務諸表、会計学の知識も求められる
- 3級〜1級までが存在する
目安の勉強時間は最もスタンダードな2級であれば4〜6ヶ月(250〜350時間)
経理の仕事とは簡単に言えば『会社のお金の状況を管理、記録すること』
日商簿記検定では、仕訳や帳簿、財務諸表の記帳方法といった経理業務に必須といえる知識を学べます。
副業(在宅ワーク)に限らず、経理関係の仕事を希望するのであればぜひ取得しておきたい資格です。
3級から1級までありますが、副業で経理の案件を獲得するなら2級がよいでしょう。
3級だとアピールが弱く、1級は非常に難易度が高いため、最初は2級がおすすめです。
日商簿記検定の日程などの受験の詳細は以下のURLからご覧になって下さい。
晴れて日商簿記検定の資格取得ができたら、早速案件を探してみて下さい。
クラウドワークスで経理を検索してみれば、実務未経験OKの案件も普通にあります。
https://crowdworks.jp/
ファイナンシャルプランナー(FP)
ファイナンシャルプランナーとは簡単に言うとお金の専門家。
いつの時代もお金の悩みは尽きることはありませんし、学校でお金の教育なんてしてくれません。
ファイナンシャルプランナーの代表的な副業では【コンサルティング業務】があります。
お金の悩みを抱える方の相談に乗り、相談料として報酬を得る仕事です。
相談内容としては『家計』『保険』『教育』『資産』に関することがメインですね。
お金の悩みがあっても「じゃあ具体的にどうしたらいいのか?」とわからなくなってしまうんですね。
そのため副業、本業に関わらずファイナンシャルプランナーの需要は高めです。
先ほどご紹介した日商簿記検定と同様、ファイナンシャルプランナーも3級〜1級までありますが、3級は取得の難易度が低く資格としての効力は薄いです。
1級は大変難易度が高く合格率も低いため、まずは2級を目指してみましょう。
ファイナンシャルプランナーの試験内容は以下の通りです。
- ライフプランニングと資金計画
社会保険、年金、住宅ローン、教育資金など個人の資金計画に関する知識
- リスク管理
生命保険、損害保険の仕組みと主な商品など、リスクマネジメント全般の知識
- 金融資産運用
預貯金、株式、債券、投資信託など、金融商品とその運用方法全般の知識
- タックスプランニング
所得税、法人税、消費税などの税金に関する知識
- 不動産
不動産取引、建築基準法など不動産関連の法律など、住宅や宅地に関する知識
- 相続・事業承継
贈与・相続の法律と税金、事業承継対策などの知識
目安の勉強時間は3〜4ヶ月(200時間)
試験の日程は以下のURLをご覧下さい。
https://www.jafp.or.jp/exam/schedule/
試験内容を見ると初心者の方は難しそうに感じてしまいますが、参考書、通信、スクールいずれにしても人気資格のファイナンシャルプランナーは充実しています。
晴れて資格を取れても実績のないうちは集客に苦戦したり、単価が低かったりすることもあります。
ですが実績を積んでいけばいくほど単価も上がる可能性が高く、しっかり稼ぐことが可能です。
副業で資格を取得するメリット
ここからは「副業をするのに資格は必要なの?」と考えている方へ資格取得のメリットをお伝えしていきます。
冒頭でもお伝えしたように副業で資格を取るのは必須とは言えません。
実際に無資格者で副業で稼いでいる人はたくさんいます。
しかし、それでも資格取得のメリットは大きいですから、順にご説明していきますね。
資格を持っていると、無資格者との差別化ができる
例えば先ほどご紹介したファイナンシャルプランナーが専門分野である『お金』に関するテーマでWebライターの記事執筆を請け負ったとしましょう。
Webライター自体に資格は入りませんし、お金に関する記事も有資格者でなければ書いてはいけないルールなどもありません。
しかし無資格者は1文字の単価が0.5円〜1円ほどに対して、専門知識を持つ有資格者は2円〜5円まで単価が跳ね上がることも珍しくありません。
また資格を有していること自体が説得力になるため、お金に関する情報発信などしてみると注目もされやすいです。
このように使いようによっては資格は大きな武器になることは知っておいて損はありません。
副業だけでなく実生活でも役に立つ
資格取得を通して知識がつけば、当然視野も広がります。
これが本業に関連した資格であれば、仕事の理解が深まったり業務に必要な知識を増やしたりできます。
その結果、資格手当などで収入アップも見込めるでしょう。
今回おすすめしている副業による資格であれば、MOS、日商簿記検定、ファイナンシャルプランナーなどは実生活でも知っておいて得することは多いはずです。
パソコン操作、経理、お金の流れなどを体系的に理解しておけば今後の人生設計で大きなアドバンテージにもなります。
転職も視野に入れられる
最初は副業で始めたものの、だんだんと副業を本業にしたくなってきて転職を考えるパターンは珍しくありません。
そんな時、副業での実務経験に加えて資格も保有していると転職に有利です。
もしくは会社事情で失業してしまった時なども同様です。
いざとなれば副業を本業にできる強みがあるのも副業で資格をおすすめするメリットです。
副業で資格を取得するデメリット
ここからは副業で資格を取ることでのデメリットも上げていきます。
良いことばかりではありませんが、頑張った分の対価が先ほど挙げた資格取得のメリットに繋がりますから、ぜひ読み勧めて下さい。
学ぶための費用が必要
資格を取得するためにはお金がかかります。
受験料もですが、何よりの出費は『学ぶための費用』ではないでしょうか。
相対的に難易度が上がるほど学ぶ費用も上がる傾向にあります。
主な学習方法は『独学』『通信』『スクール』の3つです。
- 独学は参考書や過去問題集をひたすら繰り返すことで合格を目指します。
- 通信はユーキャンなどの通信講座に申し込み、教材をこなし場合によっては相談や添削も受けられる。
- スクールは学校へ通い、学校の教材を使い先生に直接教えてもらう
独学→通信→スクールと進むに連れて費用は上がります。
学ぶために投資をするのはある意味当然のことですから、これをデメリットと言うのは違うかもしれません。
ですが、ご自身の経済状況に照らし合わせて、どこまで投資できるのかはきちんと把握しておいた方がいいでしょう。
学ぶための時間の確保が難しい
多くの方のご想像通り、本業を持っている方、共働き夫婦、小さなお子さんを育てる主婦(主夫)の方はなかなかまとまった勉強時間を取れません。
ちょっとの隙間時間に目を通したりするなど工夫はできますが、それでも仕事や家庭でイレギュラーが起これば難しい場合もあります。
元々少ない時間を捻出するのは大変ですよね。
経済的な問題だけでなく、どれだけの時間が確保できるのかもしっかり意識しておきましょう。
まとめ
今回は副業をする上での【資格取得】について取り上げていきましたが、いかがでしたでしょうか。
おすすめの資格の特長もご紹介してきましたが、結局のところ『どれだけ本気でその資格を取りたいか』が重要です。
「そこまで興味のある資格じゃないけど、稼げそうだから勉強してみよう」
こんな感じだと学習のモチベーションを保つのが難しく、資格を取るのも苦労してしまいますね。
また、資格取得がゴールなっている方もたまに見受けられます。
資格は絶対的なものではなく、あくまで目的の副業に沿ったものであると理解していればOKです。
また仮に今すぐ資格取得を目指さなくても、学習していく過程で幅広い知見も身に付けられます。
もし取り組んでみたい副業で資格が活用できそうなら、自分の可能性を大きく拡げるチャンスになるので積極的に動いてみましょう。
コメントを残す